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2025-01-10

初盆と一周忌の法要はどちらを優先する?時期が近い場合の対処法も紹介

一周忌や初盆に行われる法要は、数ある法事の中でも特に重要なご供養とされています。ところが、故人様の命日次第で、二つの法要の時期が重なってしまうこともあるでしょう。そこで当記事では、一周忌と初盆が近い、または重なった場合にどちらを優先すべきなのか、対処法を詳しく解説いたします。

初盆と一周忌の法要はどちらを優先する?

結論から申し上げると、故人様が亡くなってから初めての年忌法要となる一周忌を優先させるのが一般的です。もちろん、初盆も大切なご供養の機会ですが、お盆は故人様のみならずご先祖様のご供養も一緒に行うといった意味を持ちます。一周忌法要は故人様だけのために行うご供養となりますので、まずは一周忌法要に重点を置くご家庭が多いです。

なお、故人様の命日が7月もしくは8月の場合、次の年に初盆と一周忌の法要が近くなったり、重なったりといったことが起こります。法要を近い時期に二度行うのは、ご遺族や参列者にとって労力や費用、時間的にも大変な負担が掛かりますが、絶対に行わなければならないという決まりはありません。

とはいえ、一周忌法要だけを優先させてから、「ご供養がきちんとできなかった」と後悔することも避けたいところです。そこで、さまざまな対処を考えておく必要があります。

そもそも初盆法要・一周忌法要とは?

初盆法要や一周忌法要は、故人様にとって一度だけしか行えない法要です。ゆえに、それぞれの法要の意義を理解しておく必要があるでしょう。ここからは、法要の意味や内容を詳しくご紹介いたします。

初盆法要とは

初盆(はつぼん/ういぼん)は、地域によっては新盆(にいぼん/あらぼん)とも呼ばれ、亡くなった故人様の四十九日が過ぎた後、御霊が初めてこの世へ戻る尊い期間と考えられています。

通常のお盆では仏壇の掃除や飾りつけ、迎え火、送り火、お墓参りを行いますが、初盆では普段のお盆に宗教的な儀式が加えられます。そこで執り行われるのが、初盆法要なのです。

初盆法要は、主にお盆期間(7月もしくは8月の13~16日)で行われます。ご家族だけではなく、ご親族や親しかった知人の方々が集まり、僧侶に読経していただきながら焼香をして、最後に会食を行います。こうして大勢の方で故人様の死を悼みながら冥福を祈り、手厚いご供養を行うのです。

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一周忌法要とは

一周忌法要は、故人様が亡くなってから一年後の「祥月命日」に行われる法要です。一周忌法要は、故人様にとって初めての年忌法要であり、最も重要な儀式とされています。ただし、命日が平日の場合で参列者の都合がつかない場合は、土日祝日に前倒ししても良いとされています。

内容は、地域やご家庭にもよりますが、初盆法要とさほど変わりありません。ご遺族やご親族、親しい知人が参列し、僧侶の読経、焼香が行われ、その後会食(おとき)が振る舞われます。

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初盆と一周忌の法要が近い場合の対処法

初盆と一周忌の法要が近い場合、故人様にとって大切なご供養は一周忌の方です。しかしながら、後になって「初盆法要も手厚くしたかった」などという心残りが出るかもしれません。そこで、後悔しないための対処法をご紹介していきます。

➀別々に法要を執り行う

最も一般的な方法は、一周忌法要も初盆法要も両方執り行うというものです。例えば、命日が7月20日ならば、当日(もしくは前倒しの土日祝日)に一周忌法要を行い、約1か月後のお盆時期(8月13~16日)に初盆法要を行う方法があります。

1か月ほどの期間を空けて、同年で2回に分けて法事を行います。参列者の方々が近隣にお住まいの場合はこちらの方法が適しているものの、時間や費用の負担は大きくなるでしょう。

➁一周忌法要を優先して執り行う

時間や労力、費用の面を考え、参列者の方へあまりご負担を掛けたくない場合は、一周忌を優先します。例えば、8月に一周忌を行った場合は、初盆法要を翌年の8月に繰り下げて執り行うというものです。

また、一周忌を優先し、同じ年に初盆法要を簡素化(ご自宅に僧侶を呼んで読経してもらうなど)して別日に執り行う方法もあります。その場合は不要なトラブルを避けるためにも、一周忌の案内状に初盆法要の簡素化について記載しておくと良いでしょう。

ただし、「法要はしっかりすべき」と考えるご親族とトラブルになる可能性も否めません。初盆法要の簡素化については個人の判断で決めず、ご親族や菩提寺の僧侶に相談してみましょう。

③同時に法要を執り行う

近年では、宗教的な儀式の簡易化が進んでいます。そのため、同日に一周忌法要と初盆法要を行う方法も選択できる場合があります。

二つの法要を一つにまとめることで金銭的負担も減るほか、初盆法要をすべき時期にできなかったという後悔も残りません。一周忌法要と初盆法要を同時に行う場合は、両方の法事を併せて行う旨の案内状を参列者に出しておくと良いでしょう。

なお、地域や宗派、各ご家庭の考えによっては、同日で二つ分の法要を行うことに難色を示されるケースもあります。不安な場合は、ご親族の年長者や菩提寺の僧侶などに確認してみましょう。

まとめ

一周忌法要や初盆法要は古くからの習わしで、大切な儀式とされています。ただし二つの法要が重なった場合は、故人様のためにも一周忌法要を優先させるのが基本です。

なお、一周忌法要と時期が重なった初盆法要についてはさまざまな考えの方がいらっしゃるため、行う時期や規模などは周りの方に相談してから決められるのが良いでしょう。


記事の制作・編集
セレモニーコラム編集部

60年の歴史と実績のあるセレモニーのご葬儀専門ディレクターが監修。喪主様、ご葬家様目線、ご会葬者様目線から分かりやすくのご葬儀のマナー知識をお伝えします。


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