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2024-07-26

お彼岸は何する?お墓参りや仏壇の掃除などをしてご先祖様を大切にする時間に

お彼岸は、ご先祖様や故人様を慰霊する大切な時期で、お盆と同様にお墓参りや仏壇のお清め、お供えなどを行います。しかしながら、年に二回やってくるお彼岸はどのようなルーツで日本に浸透したのか、この時期に手厚くご供養するのはなぜなのかなど、疑問に感じる方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、お彼岸の起源や意味、お彼岸の時期に行うべきご供養の方法をご紹介いたします。

そもそもお彼岸とは

お彼岸の時期は、春と秋の二回です。春の彼岸は春分の日を、秋の彼岸は秋分の日を中日(ちゅうにち)として、それぞれ前3日、後3日を含めた7日間を指しています。

お彼岸は太陽が真東から上がり、真西に沈む時期にすることが定められているため、春分の日や秋分の日は、国立天文台の調査をもとに閣議で決められます。したがって、年により日程が変わるのも大きな特徴です。

太陽が東から西へ一直線に動く彼岸の時期は、この世とあの世が最も近づくタイミングの日とされています。そのため、故人様やご先祖様をご供養するのにふさわしい日であると考えられているのです。

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お彼岸には何する?

お彼岸では、どのような過ごし方をするのが適切といえるのでしょうか。考え方や慣習は地域・宗教によってさまざまですが、ここでは一般的な過ごし方を見ていきましょう。

①お墓参りに行く

お彼岸の期間中であれば、どの日にお墓参りへ行っても差し支えありません。ただし、ベストな日程にこだわりのあるなら中日が良いでしょう。あの世とこの世が最も近づくお彼岸は、故人様やご先祖様への想いも非常に通じやすい時期と信じられています。

加えて、地域によって「中日は御霊が自宅に帰ってくる」と考えられている場合もあるため、中日のお墓参りは避けるという選択もあるようです。もしお墓参りの日取りでお悩みの場合は、周りの方に合わせるのが良いかもしれません。

お墓参りでは、心を込めて丁寧に墓石を洗い清め、お線香や供花、お供えものをしてご挨拶してきましょう。服装は基本普段通りで良いですが、ご先祖様に対する礼儀を込め、虫刺されの被害を避けるためにも、露出度の多い半ズボン、タンクトップ、サンダルなどは控えるのが無難です。

②仏壇・仏具の掃除をする

お彼岸の時期は、仏壇・仏具を清める行いも大切です。まずはご本尊やお位牌に、掃除の了承を得てから作業に入ります。仏壇の掃除は、カビの発生を防ぐために水拭きは避けます。柔らかな羽根の付いたハタキや清潔な布の乾拭きで、慎重かつ丁寧に行いましょう。

③お供えものを用意する

仏壇へのお供えものとしてスタンダードなのは、春はぼたもち、秋ではおはぎです。季節によって呼び方が変わるだけで、基本は同じ和菓子です。なお、故人様が好きだったものをお供えしても構いませんが、足の早い生もの、匂いの強いものは避けましょう。

④お墓や家族について話し合う

お彼岸をきっかけに、普段なかなか話題にしにくい終活の話題も出やすくなります。より良い最期を迎えるための前向きな準備として、ご葬儀や互助会、今後のお墓に対する方針、医療に関するご希望なども話し合っておくと良いでしょう。

⑤彼岸会に参列する

寺院では、お彼岸にご供養を行うと同時に彼岸会(ひがんえ)が行われます。彼岸会とは仏教の法会であり、僧侶がさまざまな儀式を執り行い、ご先祖様の魂を慰めるのが通例です。

寺院の彼岸会に参列する場合は、お布施が必要となります。相場は、3,000~10,000円程度です。個人的に彼岸会をお願いする場合は、30,000~50,000円が必要です。一周忌までは礼服が基本ですが、それ以降は落ち着いた色の平服で参列しましょう。

お彼岸にやってはいけないことはある?

お彼岸は弔事とは違うので、はっきりとしたタブーはありません。ただし、地域によっては縁起が悪いとされる行動もあります。

お彼岸の時期に新しいことを始めるのは不吉であるとの言い伝えにより、慶事にあたる結婚式やお宮参り、納車、引っ越しなどがNG行為とされる場合があるのです。また、お彼岸に海へ入ると死者に足を引っ張られるなどという言い伝えもあります。

まとめ

お彼岸は、ご先祖様や故人様のご供養を行う仏事ですが、お盆と同様に日本特有の行事です。昨今では、お墓参りや法要を行うことが一般的なご供養方法とされていますが、お彼岸の意味を知ることで、慰霊に対する心持ちもさらに感慨深いものになるのではないでしょうか。


記事の制作・編集
セレモニーコラム編集部

60年の歴史と実績のあるセレモニーのご葬儀専門ディレクターが監修。喪主様、ご葬家様目線、ご会葬者様目線から分かりやすくのご葬儀のマナー知識をお伝えします。


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