2022-10-21
ご葬儀に参列する際、服装はもちろんのこと、髪型や装飾品にも気を配る必要があります。しかし、今はパーマやネイルなど少々線引きが難しいものも多く、なかには「腕時計の着用」について悩んでしまう方も少なくありません。
そこで今回は、ご葬儀における腕時計の扱いについて詳しく解説します。また、腕時計を着けてご葬儀に参列する際の注意点も紹介していきますので、お困りの方は参考にしてみてください。
基本的に、ご葬儀に装飾品を着けて参列することは好ましくありませんが、腕時計なら問題ないとされています。「結婚指輪と同じように扱う」「ご葬儀では時間の確認が重要」などの理由から、腕時計の着用について咎められるようなことはほとんどありません。しかし、着用する時計の種類・デザインなどによってはマナー違反となることもあるので、本記事ではご葬儀での腕時計のマナーに焦点を当てて解説しています。
IT化が進んでいることもあり、アップルウォッチなどのスマートウォッチを着けている方も多くいらっしゃいますが、スマートウォッチを着けてご葬儀に参列するのは避けた方が無難です。スマートウォッチは機能性に優れている一方、見た目がカジュアルなものが多く、「ご葬儀にふさわしくない」と判断される可能性があります。
もしスマートウォッチを着用して参列したいという場合には、通知設定をオフにするなどの配慮が必要です。
次に、正しい腕時計の選び方をご紹介します。大切なご葬儀で失敗しないよう、以下で解説する内容を押さえておくようにしましょう。
ご葬儀の場にふさわしくない腕時計は主に以下の4つです。
・宝石などの装飾がある腕時計
・左右非対称の腕時計
・ダイバーズウォッチ
・パイロットウォッチ
きらびやかで目立つ装飾が施されている時計は避けるようにしましょう。このような時計は結婚式などの華やかな場なら問題ないのですが、ご葬儀といった故人様を偲ぶ場では悪目立ちします。また、形が左右非対称の腕時計もデザイン性が高いためおすすめできません。
そして、ダイバーズウォッチやパイロットウォッチはデザイン性が高く人気の時計ですが、これらもきらびやかな印象を与えかねないので注意が必要です。
腕時計のデザインだけでなくベルトにも注意しましょう。一般的に、以下のようなベルトはご葬儀の場では好まれません。
・色付きの革製のベルト
・光沢のあるベルト
・模様が入っているベルト
・装飾のあるベルト
茶色など色付きの革製品は「殺生」を連想させるため、ご葬儀の場ではふさわしくありません。もし革製のベルトを着用する場合には、目立ちにくい黒色のベルトを選びましょう。もちろん、光沢や模様が入っているベルトも厳禁です。
また、金属製のベルトであればシルバー色の派手に見えないベルトがおすすめですが、過度な装飾が入っているものであれば着用は控えた方が無難といえます。
腕時計の形、ベルトの材質を確認した後は腕時計の文字盤をチェックしましょう。以下のような文字盤はご葬儀の場にふさわしくありません。
・宝石が散りばめられた文字盤
・カラフルな文字盤
宝石が散りばめられた文字盤は、キラキラと宝石が目立つためご葬儀には向きません。また、最近はカラフルな文字盤の時計も多くありますが、喪服に合うように黒色の文字盤の時計、もしくはシンプルな白色の文字盤の時計を選ぶのがマナーです。
最後に、ご葬儀における時計のマナーをご紹介します。基本的なマナーを知っておけば失礼のない対応ができるので、不安な方はこれから解説する内容を覚えておきましょう。
デジタル型の腕時計はカジュアルに見られる可能性があり、場合によっては悪目立ちしてしまうかもしれません。人によって価値観は異なりますが、ご葬儀の場ではなるべくシンプルなアナログ式の腕時計を装着するように心がけてください。
ご葬儀中にスマホで時間を確認してはいけません。静粛なご葬儀の会場でスマホを見ると、「集中していない」「故人様に失礼」など周りに悪い印象を持たれてしまいます。トイレやご葬儀の会場の外で時間を確認するなど、周囲のことを配慮した行動を取るのがマナーです。
ご葬儀に見合った腕時計を持っていない場合、腕時計を着けずに参列するというのも一つの方法です。ご葬儀は基本的にスケジュールどおり進むため、自分の腕時計で時間を把握しなくても特に大きな問題にはならないからです。
ご葬儀会場に行くまでの間は、腕時計ではなくスマホなどで時間を確認すれば遅刻してしまうこともないでしょう。「腕時計を着用しないで参列する」ことも検討してみてください。
ご葬儀に腕時計を着けて参列することはマナー違反ではありません。しかし、なかにはマナー違反と見なされる時計もあるので、参列の前に確認することが重要です。特にご焼香のシーンでは自分の手元に周囲の視線が集まるため、服装や髪型はもちろん、腕時計のチェックもしたうえでご葬儀に参列するようにしてください。
60年の歴史と実績のあるセレモニーのご葬儀専門ディレクターが監修。喪主様、ご葬家様目線、ご会葬者様目線から分かりやすくのご葬儀のマナー知識をお伝えします。