2022-02-21
不吉なことが起きた夢を見たら、現実でも同じようなことが起きるのではないかと心配になってしまうかもしれません。とくに「死」を連想されるお葬式の夢は、寝覚めが悪かったり、不安な気持ちになったりする方も多いのではないでしょうか。
一般的には不幸のイメージが強いお葬式ですが、夢の場合は縁起がいい「吉夢」とされています。たとえば、妊娠の予兆や、宝くじに当たる、などともいわれているのです。
また、夢の内容によってもその意味はさまざまで。お葬式がご自分のものなのか、ご両親のものなのか、それとも祖母や祖父のものなのかによっても、夢のメッセージは変わってきます。
一体なぜお葬式の夢は吉夢として扱われているのでしょうか。お葬式の夢はなぜ吉夢といわれているのか、お葬式の夢にはどんな意味があるのかについて解説してきます。
お葬式の相手や、シチュエーションによって意味が異なってきますので、自分の見たお葬式の夢にはどのようなメッセージが込められているかを確認し、今後の行動のアドバイスにするのもいいかもしれません。
お葬式の夢は、なぜ吉夢とされているのでしょうか。その理由は、「死」が「復活・回復」「再出発」「新たな始まり」という意味ももちあわせているためです。
つまり、死を連想させるお葬式の夢は、幸運な出来事の予兆であるといわれています。現実で起これば悲しい出来事ですが、夢では縁起がいい、いわゆる「逆夢」といわれるものです。
世間的によくいわれているのが、「妊娠の予兆」や「宝くじが当たることを示唆している」などです。なぜ、お葬式の夢には、そのようなメッセージがあるといわれているのでしょうか。
お葬式の夢は、妊娠や出産を意味するとよくいわれてきました。しかし、妊娠を意味する場合は、お葬式の対象が「自分」または「両親」であった場合です。
「自分のお葬式」の場合は、環境が新たに変わることを意味しているといわれています。つまり、「新たなスタート=自分が親になる=妊娠」という意味があるとされているのです。
また、「両親のお葬式」の場合は、親からの自立、つまり「実家から出て新たに自分の家庭を作る=妊娠」という意味があるといわれています。
「お葬式の夢を見たときは、宝くじを買う」という人もいるほど、お葬式の夢は金運上昇の予知だといわれています。
しかし、誰のお葬式でもいいわけではなく、「知らない他人」の場合のみとされているようです。他人のお葬式の夢は、思わぬ幸運が舞い込んでくる予兆とされており、「思わぬ幸運=宝くじに当選する」と考えられています。ただし、夢の中で自分のお葬式をしている場合は、宝くじは買わないほうがいいとされています。
お葬式の夢は、基本的に吉夢として扱われていますが、自分にとってどのような関係の人のお葬式なのかによって、夢の意味する内容が変わってきます。以下の項目では、人物別でお葬式の夢がどのような意味になるのかについて解説していきます。
自分のお葬式の夢は、あまり心地よいものではありません。しかし、自分にチャンスやいい意味での転機が訪れる予兆といわれています。仕事であれば転職や独立のきっかけにするのもいいかもしれません。恋愛であれば、新しい恋人ができたり、または恋人との結婚だったりなど、人生の転機が訪れるとされています。
ご両親のお葬式の夢を見た場合は、自分の成長や、親から自立する準備がととのっていることを意味しているといわれています。親に頼ることなく、自分の人生を歩むきっかけにしてみるのもいいかもしれません。
また、祖父母の場合も同じく独立を意味しており、「あなたの方向性が間違っていない」という暗示といわれています。しかし、現実に祖父母の容態が思わしくない場合は、予知夢になるともいわれているため、注意が必要です。
自分の子どものお葬式の夢は、子どもにとって、いい出来事が起こる予兆といわれています。幼い子であれば、「精神的な成長」、就学児であれば「希望の進路へ行ける」などです。また、子どもがいない方にとっては、自分の幼い部分がなくなり、今後いいことが訪れる予兆ともいわれています。
恋人や配偶者のお葬式の夢は、現実の関係性によっては、吉夢にならない場合もあります。現在の関係が良好な場合は、今後もっと絆が深くなることを示唆しているといわれていますが、関係が良好でない場合は、関係が終わることを示唆しているかもしれません。
まったく知らない人のお葬式の夢は、予想もしなかった幸運が舞い込んでくる予兆といわれています。とくに金銭面でラッキーなことが起こるとされており、他人のお葬式の夢を見た際は、宝くじを買う人もいるそうです。また、自分自身が現実で関わる必要のない悩みをもっており、その悩みが解決されるともいわれています。
お葬式の夢は、登場する人物だけでなく、どのような場面であったかによっても意味が異なってきます。次の項目では、場面別で夢の意味について解説してきます。
自分自身がお葬式に参列している夢は、そのときどのような気持ちだったかによって意味が変わってきます。悲しい気持ちであれば、過去に対しての後悔があることを意味し、逆に清い気持ちの場合は、過去と決別することができたことを意味しているといわれています。
お葬式で泣いている夢は、現在の不安や過去の後悔を抱えているとサインといわれています。悪い夢のようにも思えますが、自分の心と向き合ういい機会であるもいえるかもしれません。また、人間関係においては、悪い縁が切られ、ギクシャクしていた人とは仲直りする予兆ともいわれています。
逆にお葬式で笑っている夢は、泣いている夢と反対の意味をもつといわれています。現在の不安や過去の後悔を受け入れ、その問題から立ち直っていることを意味します。行動力が高まっていることを意味するともいわれているので、新たな環境へ飛び込んでみるのもいいかもしれません。
お葬式で亡くなった方が生き返る夢は、再生や転機を意味するといわれています。諦めていたことへ再チャレンジするのもいいかもしれません。しかし、生き返った方が知らない人や、嫌いな人であった場合は、トラブルの予兆ともいわれています。
お経を聞いている夢は、あまりよくない意味をもっているとされています。もしかすると、あなたの身によくないことが起きるかもしれません。トラブル回避のための暗示と思い、よりいっそう身を引き締めて生活するようにしたほうがいいかもしれません。
お葬式の夢は、基本的に吉夢とされています。自分へチャンスが訪れる予兆といわれているので、不安になったり、悲しい気持ちになったりする必要はありません。
しかし、お葬式の相手や場面によっては、必ずしも吉夢といえない場合もあります。ただいえることは、夢はあくまで夢であり、必ずしも現実に起こることではないということです。自分の見た夢の結果をもとに、今後の行動のアドバイスとして、参考にしてみましょう。
60年の歴史と実績のあるセレモニーのご葬儀専門ディレクターが監修。喪主様、ご葬家様目線、ご会葬者様目線から分かりやすくのご葬儀のマナー知識をお伝えします。
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