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2021-03-26

終活カウンセラーとはどういう職業?仕事内容や資格取得の方法についてご紹介

ご自身も年齢を重ねられ、ご両親も高齢。そういった方が特に気になるのが「終活」だと思います。近年、終活という言葉はかなり浸透してきましたが、いざ終活を行おうと思っても何をどうすればいいのか分からない方も多いのではないでしょうか。そのような方の助けになるのが「終活カウンセラー」になります。

そこで今回は、終活に関する専門知識を有する「終活カウンセラー」という専門職についてご紹介します。

終活カウンセラーとは?

終活カウンセラーは、終活を行おうとしている方や実際に行っている方が抱えている悩みや疑問、問題点などをヒアリングすることで具体化するほか、どんな専門分野の方にコンタクトをとればよいのかをアドバイスする「終活の案内人」になります。

終活カウンセラーは、一般社団法人 終活カウンセラー協会が設けた民間資格になります。終活カウンセラーには、ご自身の終活ができるくらいの知識を有する「2級 終活カウンセラー」、2級 終活カウンセラーの資格を有して他の方の終活に寄り添える知識を有する「1級 終活カウンセラー」、1級 終活カウンセラーの資格を有して協会が開催する勉強会を年2回受講した方が申し込める終活カウンセラー協会認定終活講師養成講座を合格した「終活カウンセラー協会認定講師」のように、終活に関する知識レベルに応じて3段階あります。

具体的な仕事内容とは?

それでは、次に終活カウンセラーの具体的な仕事内容について見ていきましょう。終活カウンセラーの仕事内容については大きく分けて以下の5つに分けることができます。

1. 終活を行おうとしている方・行っている方のカウンセリング

2. 相談相手の悩みや相談に基づいて適切な専門家を紹介する

3. 役所などに同行して手続きをサポートする

4. 終活への理解を広げるセミナーや講演、相談会などを行う

5. 介護施設などでのカウンセリング

以下ではそれぞれの内容についてご紹介します。

1.終活を行おうとしている方・行っている方のカウンセリング

終活カウンセラーの名前のとおり、こちらがメインの仕事になります。終活への知識をもとに終活を行おうとしている方・実際に行っている方の悩みに寄り添ってカウンセリングを行います。

2.相談相手の悩みや相談に基づいて適切な専門家を紹介する

終活を行われる方は人によってそれぞれ事情が異なり、時にはより専門的なアドバイスが必要になる場合があります。そのような時に、相談相手の悩みや相談に基づいた適切な専門家を紹介するのも終活カウンセラーの仕事になります。なお、専門家との打ち合わせに同席したり、書類を作成する際に立ち会ったりすることもあるようです。

3.役所などに同行して手続きをサポートする

終活にまつわるものには書類の申請が必要になるものなども多くあります。終活カウンセラーはそのような時に申請に立ち会ってサポートすることもできます。

4.終活への理解を広げるセミナーや講演、相談会などを行う

終活カウンセラーは終活に関するセミナーや講義、または相談会を開くなどして終活に対する理解を深めてもらうための活動を行います。

5.介護施設などでのカウンセリング

終活カウンセラーは介護施設や老人ホームに出向き、終活についての相談を受けたり、カウンセリングやエンディングノートの作成のお手伝いなどを行うこともあります。

終活カウンセラーになるには?

終活カウンセラーは一般社団法人 終活カウンセラー協会が設けた民間資格であり、知識や技術によって3種類あることは先に述べましたが、終活カウンセラーになるにはどうすればよいのでしょうか。

以下では「2級 終活カウンセラー」「1級 終活カウンセラー」「終活カウンセラー協会認定講師」、それぞれの資格取得方法について見ていきましょう。

「2級 終活カウンセラー」の場合

「2級 終活カウンセラー」は、ご自身の終活が行えるくらいの知識を身に着ける必要があります。約6時間程度の講習を受講し、その後に行われる筆記試験に合格することで取得できます。

講習時間と試験 ・講習時間と試験 ・約6時間の講習の後、筆記試験を実施
受講料 ・15,000円(税込、講習代・試験代込み・お弁当付き)
・オンライン検定はお弁当の代わりにエンディングノートを1冊プレゼントしている。

「1級 終活カウンセラー」の場合

「1級 終活カウンセラー」は、2級 終活カウンセラーの資格を有して他の方の終活に寄り添える知識を身に着ける必要があります。実際に職務として用いていく場合は、1級 終活カウンセラーが必要になるでしょう。

講習時間と試験 ・事前のレポート提出
・試験込みの講習を2日間受講
応募条件 ・2級 終活カウンセラーの取得者
・本試験1日目開催月までの1年間のうち、協会が開催する勉強会に年間1回以上参加した方
受講料 ・45,000円(税込、講習代・試験代込み・お弁当付き)
・オンライン版は50,000円(税込)
・別途事前審査費3,000円

「終活カウンセラー協会認定講師」の場合

1級 終活カウンセラーの資格を有して協会が開催する勉強会を年2回受講した方が申し込める終活カウンセラー協会認定終活講師養成講座を受けて試験に合格する必要があります。

講習時間と試験 ・講習4日間
1日目10:30〜18 :00
2日目9:30〜17:00
3日目10:30〜18 :00
4日目9:30〜17:00
・試験1日30分程度
応募条件 ・1級 終活カウンセラーの取得者
・終活カウンセラー勉強会に年間2回以上に参加
・「エンディングノートの書き方セミナー講師養成講座受講者」参加 ※参加日は問わず
受講料 ・300,000円(税込、試験代込み・資料代込み)

まとめ

終活カウンセラーはこれからの高齢化社会において必要とされていく資格の1つといえます。終活カウンセラーの勉強をすることで仕事の幅を広げると共に、ご自身やご家族の終活への大きな助けとなります。


記事の制作・編集
セレモニーコラム編集部

60年の歴史と実績のあるセレモニーのご葬儀専門ディレクターが監修。喪主様、ご葬家様目線、ご会葬者様目線から分かりやすくのご葬儀のマナー知識をお伝えします。


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