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2019-10-18

お墓参りにも正しい作法と流れがある?!【仏教編】

故人様の命日やお盆、お彼岸などの節目にお墓参りをされる方は多いと思います。しかし、頻繁には行けないため、お墓参りの際に何を準備して、どのような流れでお墓参りをすればよいのか分からない方もいらっしゃるのではないのでしょうか。

そこで今回は、仏教のお墓参りの際に用意するものやお墓参りの正しい作法や流れなどについてご紹介します。

お墓参りをする時期

春彼岸やお盆、秋彼岸、故人様の命日、回忌法要などにお墓参りをされる方が多いと思いますが、実はお墓参りに行く時期には特にこれといった決まりはありません。そのため、就職や結婚、出産などの人生の節目に故人様やご先祖様への近況報告を兼ねてお墓参りするのもよいでしょう。

お墓が遠方にある場合は、年末年始やゴールデンウィークなどの長期休暇にお墓参りに足を運ぶという方も多くいらっしゃいます。

一般的にお墓参りに行くことが多い時期とされているお盆やお彼岸に顔を出せない場合は、お盆やお彼岸よりも前にお墓参りを済ませるのがよいでしょう。

お墓参りする際の持ち物

お墓参りする際の持ち物は、現地で調達できることもありますが、事前に準備しておきましょう。

<お墓参りする際の持ち物の例>

  • お線香
  • お供え物
  • お花
  • ハサミ
  • ろうそく
  • ライター
  • お墓の掃除用品(タオル、柔らかいスポンジ(柄付きだと便利)、毛の柔らかいブラシ、ゴミ袋)
  • その他(虫よけ、軍手と鎌)

お供え物は、日持ちのする焼き菓子や故人様の好きだった食べ物や飲み物、季節の果物などがよいでしょう。肉や魚は「殺生」をイメージさせるので避けましょう。掃除用品は、墓石を傷めないように柔らかいスポンジや毛の柔らかいブラシなどを用意するとよいでしょう。

なお、お供え物は、帰宅する際に持ち帰りましょう。そのままにしておくと腐ってしまいシミや錆の原因になってしまうだけでなく、カラスなどに荒らされてせっかく綺麗にしたお墓が汚れてしまうからです。お線香はそのまま燃やし切り、お花はそのままにしておいて問題ありません。

お墓参りの基本の流れ

仏教では、お墓参りをすることで故人様やご先祖様の冥福を祈るという意味があります。また、一人ひとりがご先祖様より与えられた命に感謝し、家族の幸せを祈るという意味も込められています。

寺院墓地の場合は本堂にお参りする

菩提寺または霊園に着いたらまずは手を洗い清めます。寺院墓地の場合は、本堂にお参りをした後に故人様やご先祖様のお墓に向かいます。なお、寺院墓地内に永代供養墓や共同墓などの合祀墓がある場合は、そちらもお参りしておきましょう。

また、故人様やご先祖様のお墓に向かう前に、手桶や柄杓をお借りしてお墓掃除や墓石に掛けるための水を汲んでおきましょう。

隣のお墓にもお参りする

故人様やご先祖様のお墓の隣にお墓があれば、そちらのお墓もお参りしましょう。
故人様やご先祖様のお墓に直行してしまう方が多いかと思いますが、故人様やご先祖様は様々な方たちにお世話になっておりますので、感謝の気持ちを表す大切な機会です。そのため、感謝の気持ちをお参りすることで表しましょう。

お墓の掃除をする

故人様やご先祖様のお墓に到着したら、お墓参りよりも先にお墓掃除を行います。
まず敷地内の雑草や枯れ葉などのごみを取り除き、次に墓石の汚れを落とします。汚れがひどい、苔が生えているという場合もあるかと思います。その際は、水を掛けてスポンジなどで擦り、墓石周りにある水鉢や花立なども丁寧に洗い、最後にタオルなどで水気を拭き取ります。

お墓掃除の際に、隣の植栽がはみ出していても植栽はお隣に所有権がありますので、勝手に切ってはいけません。気になるようでしたら寺院に相談しましょう。

お墓にお参りする

故人様とご先祖様のお墓をお参りします。お水とお花、お供え物を供え、墓石に水を掛けて清めしましょう。最後にお線香をあげ、合掌を行ったらお墓参りの手順としては一通り終わりになります。なお、お線香をあげる順番は故人様と縁の深い人順に供えます。

お参りの際は、故人様やご先祖様に近況などを報告するだけでなく、自身の命があることへの感謝の意を伝えましょう。

まとめ

今回は、お墓参りの作法や流れについてご紹介しました。本堂にお参りすることや隣のお墓にもご挨拶をすることなど意外と知らない作法や流れがあり、これらを初めて知ったという方も少なくないのではないしょうか。
お墓参りの作法や流れを理解することも大切ですが、お墓参りにおいて何よりも大切なのは、故人様やご先祖様を想う気持ちです。故人様やご先祖様を思い出して逢いに行く気持ちこそが何よりのご供養になると思います。


記事の制作・編集
セレモニーコラム編集部

60年の歴史と実績のあるセレモニーのご葬儀専門ディレクターが監修。喪主様、ご葬家様目線、ご会葬者様目線から分かりやすくのご葬儀のマナー知識をお伝えします。


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