2021-02-05
出棺の際に故人様との最期のお別れとして花をお棺に納める儀式を執り行いますが、これを「花入れの儀」と言います。花入れの儀に際してお棺に納める花は葬儀社に任せることができますが、希望する花を納めたいと考える方もいらっしゃると思います。一体どのような花が花入れの儀の際に適しているのでしょうか。
そこで今回は、花入れの儀の流れや花入れの儀の際に適した花の種類などについてご紹介します。
ご葬儀・告別式が終わったら火葬場に出棺することになりますが、その際に「花入れの儀」という故人様との最後のお別れの時間があります。この花入れの儀は、ご遺族やご親族、友人・知人がお棺に花を納める儀式になります。「お別れの儀」や「お花入れ」などとも呼ばれます。
故人様のお顔を見られるのは花入れの儀が最後のタイミングになりますので、後悔がないようにたくさんお話しをしてお別れをしましょう(一部の火葬場では火葬前に故人様のお顔を見ることができます)。
花入れの儀で使用する花は、故人様と最後のお別れの際に使用されるために「別れ花」とも言われます。別れ花は基本的に祭壇に飾られている花や葬儀社が用意した花を使用しますが、別途用意しても問題ありません。その際に注意したいのは、どんな種類の花でもよいわけではないということです。
以下では、花入れの儀に適した花と適さない花についてまとめましたので、ご参照ください。
花入れの儀の際に使用する別れ花に適しているのは、一般的に白を基調とした落ち着いた色味の花とされていますが、宗教によって適する花の種類が異なりますので注意が必要です。
宗教ごとに最適とされている花は以下になります。
・仏教:菊、百合、蘭、カーネーションなど
・神道:菊、百合など
・キリスト教:百合、カーネーション、菊(小菊やスプレー菊)など
ただし、最近では故人様が生前好きであった花を納めたり、花祭壇という多種多様な花を飾る祭壇もあるため、白を基調とした花以外のものを納めることもあります。上記以外の花を納めることを検討している場合は事前に葬儀社に確認を取っておきましょう。
花入れの儀に使用する別れ花には適さない花もあります。例えば、毒のある花やトゲのある花、赤や黒などの色味の花があります。また、色の濃い花は火葬後にお骨に花の色がうつってしまうことがありますので、注意が必要です。
もし、故人様が生前好きだった花を納めたいという希望があった際に、それがトゲがあったり、赤や黒などの色味の花の場合は、葬儀社に相談をしましょう。
花入れの儀は先に述べたように、故人様と最後のお別れの時間になります。一般的な花入れの儀は以下のように執り行われます。当然なことですが、ご遺族にとっては非常に大切な時間ですので、マナー違反とならないようにしましょう。
1.ご葬儀・告別式が終了した後に、花入れの儀に参加されない方は式場から退場をしていただきます。
2.スタッフによってお棺が祭壇から祭壇の前に下ろされます。
3.花入れの儀の参加者はお棺の蓋を開けて故人様との最後のお別れをします。
4.スタッフによって祭壇に飾られていた花が小さく切り分けられて、別れ花としてお盆にのせられてきますので、1人1輪ずつ受け取ります。
5.喪主・喪主の配偶者・故人様の親兄弟姉妹・子ども・孫といった順番にご遺体の周囲に別れ花を納めていきます(お顔の周囲から花を納めていきましょう)。
6.参加者全員が別れ花を故人様に手向けてまだ別れ花が残っているようであれば、故人様との関係性や順番などは関係なく数本ずつ受け取ってお棺に納めていきましょう。なお、出棺までの時間があまりない時には、スタッフも手伝いながら別れ花を納めていくことがあります。
花入れの儀は、故人様との最後のお別れができる大切な時間になります。見送る側としては、後悔がないように行いたいことがあれば、事前に葬儀社の方と相談をしておくようにしましょう。
なお、セレモニーでは、大切な故人様に「ありがとう」を伝えるために、「おくり花」をご用意しております。詳しくはお問い合わせください。
https://www.sougi.info/torikumi/okuribana
60年の歴史と実績のあるセレモニーのご葬儀専門ディレクターが監修。喪主様、ご葬家様目線、ご会葬者様目線から分かりやすくのご葬儀のマナー知識をお伝えします。