意外と知らない葬儀の知識やマナー、お悩みをわかりやすく解説・解決
意外と知らない葬儀の知識やマナー、お悩みをわかりやすく解説・解決
知っておきたい葬儀の知識
知っておきたい葬儀の知識
動画でみる葬儀の知識へ動画でみる葬儀の知識
さいたま市の葬儀社セレモニーのHPへご葬儀はくらべて選ぶ時代
お問い合わせ・資料請求はこちら
お電話よる資料請求・お問い合わせ0120-41-1147

2021-02-05

供養塔とはどんなもの?供養塔の意味や種類、費用相場などについてご紹介

亡くなられた方やご先祖様の供養のために建てられる石塔を「供養塔」と言います。供養塔は全国各地にあり、誰しも一度は目にしたことがあると思います。近年では、少子高齢化による影響や遠方にお住いのためにお参りが難しい場合はもちろんのこと、ご先祖様を合祀する際など様々な理由から、供養塔を用いられる方が増えてきています。

そこで今回は、供養塔がどういうもので、どのような種類があるのかなど、供養塔の基本的なことに関してご紹介します。

供養塔とは?

供養塔とは、文字通り亡くなられた方やご先祖様の供養のために建てられる石造りの塔のことを言います。霊園や墓地で墓石の周囲に併設されていることがあるため、目にされたことがある方は多いと思います。

また、その他にも供養を行うための集いを行った記録としたり、天災や戦争などで亡くなられた方々を慰霊し偲ぶために建てられることもあります。この場合は、亡くなられた方々のゆかりの地に建てられるため、全国各地に供養塔が点在しています。

近年では、少子高齢化のためにお墓を継承される方がいなくなってしまったり、ご親族が遠方にお住いであったりすることから、永代供養の埋葬方法として供養塔が選ばれることが増えてきています。

供養塔の種類や形状

供養塔の形状には様々なものがあり、仏教においては以下のような供養塔が存在しています。

1)五輪塔(ごりんとう)
古代インドにおいて宇宙の五代構成要因である空風火水地を表わす5つの石材から成ります。

2)宝篋印塔(ほうきょういんとう)
台座部分である基部と本体である塔身、屋根のような形状の笠とその上に取り付けられた棒状の相輪から構成されます。

3)多宝塔(たほうとう)
釈迦と多宝の二仏を祀るために、初重は方形で二重の軸は円筒形、屋根は同じく方形となっています。

4)石塔婆(いしとうば)
「板碑(いたび)」とも呼ばれる石板状の供養塔になります。

5)無縫塔(むほうとう)
主に住職の墓に用いられ、塔身に縫い目・継ぎ目がない形状になっています。

供養塔を建てる際の費用相場

供養塔を建てる際の費用は、供養塔の大きさやデザイン、石材の種類、供養塔を建てる場所などによって異なってきます。なお、お墓に建てる墓石と同じくらいの大きさで、一般的には50~150万円が相場とされています。

供養塔とお墓の違い

供養塔は、先に述べたように霊園や墓地にお墓の横に併設されており、広い意味ではお墓に建てる墓石は供養塔に含まれるのですが、供養塔とお墓にはどのような違いがあるのでしょうか。一般的に供養塔とお墓の意味合いは以下のように使い分けがなされています。

・供養塔
大昔に亡くなられた故人様や個人として特定することができない死者、比較的多人数の方々を対象として建てられる。自治体や団体が管理することが多い。

・お墓
基本的に個人やご家族・ご親族などの比較的狭い範囲の方々が埋葬の対象となります。管理は納骨堂や永代供養墓を除き、個人や家族単位になることがほとんど。

まとめ

近年、ご先祖様を手厚く供養するためや永代供養の1つとして一般家庭でも供養塔を選ばれる方が増えてきています。合祀墓や納骨堂などの他の永代供養と比べると少々高額ではありますが、寺院によっては比較的安価であったり、宗教宗派に関係なく受け入れてもらえることもありますので、検討をされている方やご興味のある方は一度寺院に相談されるとよいでしょう。


記事の制作・編集
セレモニーコラム編集部

60年の歴史と実績のあるセレモニーのご葬儀専門ディレクターが監修。喪主様、ご葬家様目線、ご会葬者様目線から分かりやすくのご葬儀のマナー知識をお伝えします。


「葬儀知識・マナー」に関する記事

香典とは|香典袋の選び方から相場まで初心者向けに分かりやすく解説

香典とは|香典袋の選び方から相場まで初心者向けに分かりやすく解説

仏事に参列する際は、香典をお渡しするのが通例です。香典とは、故人様にお供えするお香や供花の代わりとして、参列者が持参する金銭のことです。香典には、格式の高いご葬儀、そしてその他の法事で古くから言い伝えられているマナーや渡し方など、さまざまな決まりがあります。 そこで当記事では、香典の意味や使用すべき袋の選び方、金額相場をご説明していきます。

ご葬儀での「ご愁傷様」の意味とは?正しい使い方や適切な返答をご紹介

ご葬儀での「ご愁傷様」の意味とは?正しい使い方や適切な返答をご紹介

家族やお身内など大切な方を亡くされた喪主やご遺族に、ご葬儀の最中、会葬者から「この度はご愁傷様です」とお悔やみ言葉をかけてもらう場面が多くあります。弔事の場で述べられる基本的なお悔やみの言葉として、最も頻繁に使われている「ご愁傷様」という言葉には、どのような意味を持ち、また適切な返答などはあるのでしょうか。 そこで今回は、ご愁傷様の意味と適切な返答についてご紹介します。

香典に5,000円を包むことはある?香典袋の書き方やマナーを解説

香典に5,000円を包むことはある?香典袋の書き方やマナーを解説

香典は、ご葬儀の場において故人様の御霊前へお供え物をする代わりに、ご遺族へお渡しする金銭です。「5,000円程度が香典の相場なのではないか」という意見も散見されますが、故人様との関係や地域によって金額のマナーは変わるため、注意が必要です。 そこで今回の記事では、香典の一般的な相場や香典袋の選び方、書き方、香典のマナーについて詳しくご紹介していきます。

喪中のお正月の過ごし方はどう過ごす?年末の過ごし方も分かりやすく解説

喪中のお正月の過ごし方はどう過ごす?年末の過ごし方も分かりやすく解説

故人様の死を偲びながら静かに過ごす一年間を喪中といいますが、喪中では慶事に参列したり、大がかりな旅行をしたりなどの行動を慎むことが、古くからの慣習となっています。本記事では、一年で最もめでたい時期と考えられているお正月に焦点を当て、喪中のご家庭でどのように過ごしていくべきかを解説していきます。

関連する記事「葬儀知識・マナー」について

香典とは|香典袋の選び方から相場まで初心者向けに分かりやすく解説

香典とは|香典袋の選び方から相場まで初心者向けに分かりやすく解説

ご葬儀での「ご愁傷様」の意味とは?正しい使い方や適切な返答をご紹介

ご葬儀での「ご愁傷様」の意味とは?正しい使い方や適切な返答をご紹介

香典に5,000円を包むことはある?香典袋の書き方やマナーを解説

香典に5,000円を包むことはある?香典袋の書き方やマナーを解説

喪中のお正月の過ごし方はどう過ごす?年末の過ごし方も分かりやすく解説

喪中のお正月の過ごし方はどう過ごす?年末の過ごし方も分かりやすく解説

忌中札とは|いつまで掲げる?書き方・掲げ方や意味合いを紹介

忌中札とは|いつまで掲げる?書き方・掲げ方や意味合いを紹介




埼玉・東京・千葉葬儀場のご案内