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2020-04-03

GW中にご葬儀や火葬はできる?連休中にご葬儀を行う時の注意点

GW(ゴールデンウィーク)は、年末年始や夏のお盆と共に日本人にとって大型連休の1つです。そのため、GW中に家族でレジャーに出かけたり、帰省をしたり、いつもと違うお休みを過ごす方も多いのではないでしょうか。それでは、そんなGWに急なご不幸の知らせが届いたら、果たしてご葬儀や火葬を執り行えるのでしょうか。

そこで今回は、GWにご葬儀や火葬を執り行えるのか、もし連休中にご葬儀や火葬を執り行う際はどのようなことに注意したらよいのかなどをご紹介します。

GWにご葬儀は可能なのか

2020年のGWは、5月2日(土)~5月6日(水)となりますが、このGWの期間中にご葬儀や火葬を執り行うことはできるのでしょうか。

結論から先に申し上げますと、GWの最中にご葬儀や火葬を執り行うことは可能です。ご葬儀や火葬を執り行えるかどうかは、そのタイミングで斎場や火葬場が開いているかどうかで判断するものだからです。斎場や火葬場が休業となるのは、一般的に年末年始と友引の日が多く、GWの期間中はほとんどの斎場や火葬場が営業しています。そのため、単純に考えればGWにご葬儀を行うことは可能です。

GW中の注意点

先に述べましたように、基本的に斎場や火葬場についてはGWにも営業していますが、GWにご葬儀を執り行う時はいくつか注意しなければならない点があります。以下に注意すべき点をまとめましたので、ご参照ください。

菩提寺のスケジュールに空きがないことも

GWにご葬儀を行うと決めたとしても、菩提寺の司式者による読経がなければご葬儀は成り立ちません。そのため、まずは菩提寺のスケジュールの確認を行いますが、大型の連休中は司式者が他の法要・法事で多忙であったり、休みで出掛けていたりする可能性があって、都合が合わないことがあります。そのような時は無理をして連休中にご葬儀を執り行うことはせずに、菩提寺の都合に合わせてご葬儀のスケジュールを調整します。

「都合が合わなかったから…」と他のお寺でご葬儀をお願いしてしまうと、後々菩提寺に納骨させてもらえない等のトラブルに発展しかねません。そのため、GWにご葬儀を行う時は、まず菩提寺のスケジュールを確認することが大切です。

会葬者が集まりにくい期間である

GW中のご葬儀は、会葬者が集まりにくいことも忘れてはなりません。大型連休といえば帰省ラッシュやUターンラッシュ、海外旅行に向かう人の出国ラッシュを思い浮かべるように、この時期は皆さん連休を利用して帰省や旅行など、普段とは違う特別の予定を入れている方も多いものです。このような時期にご葬儀を執り行うとなると、会葬者に様々な負担をかけることが想定されます。

前もって帰省や旅行などの予定を入れた方は予定を変更しなければなりませんし、駆け付けたくともかなわない方も出てくるかもしれません。また、遠方に住むため帰省ラッシュなどに巻き込まれて、ご葬儀の開始時刻に間に合わない、そもそも飛行機・新幹線や宿泊先の予約が取れない可能性もあります。

銀行や役所が休みになる

GW中は、銀行や役所が休みになることも念頭に置かなければいけません。葬儀社に支払う葬儀費用はご葬儀を終えてから支払えばよいのですが、お布施や病院の入院費などはその場で支払を求められることがあるからです。連休中でもATMが使える銀行ならば問題ありませんが、休業していたり、遠方であったり、コンビニも近くにない時などは、お金の確保は難しくなります。GW中にご葬儀を執り行う時は、事前にまとまった額のお金を準備しておくのが安心です。

また、役所の窓口も休みとなりますので、ご家族が死亡届などを提出する際は、休日・夜間受付に届けましょう。(死亡届などの手続に関しては、現在では葬儀社が代行するケースがほとんどです)

ご葬儀の日程はよく話し合って決める

先述しましたように、GWにご葬儀をすることは可能であり、実際にそうされる方もいらっしゃる反面、通常通りに行かない点が多く、それらを鑑みてご家族や親族間でよく話し合いをした上でご葬儀の日程を決めることが大切です。場合によってはGWの時期をずらし、連休明けにご葬儀を執り行うという選択肢も含めて、話を進めるのがよいでしょう。

また、ご遺体の状態等の理由からすぐにご葬儀を行う必要がある時は、GW中に火葬までを終えておき、後日、改めて故人様を偲ぶ会やお別れ会を開催するといったケースもあります。

連休明けまでご遺体を安置したい場合

様々な事情を鑑みて、GW明けにご葬儀を行うことを決めた場合、連休明けまでご遺体を安置することになります。

ご自宅で安置する時はドライアイスを使い、初夏に当たるGW明けは春に比べて気温も高くなって来ますので、エアコンも併用して室温を低く保つようにします。安置の期間が長引くことが予想される時は、葬儀社の安置施設を利用するのが安心です。保冷設備の整った霊安室ならば、料金は掛かるものの安心して安置することができます。

それでもご心配な時はエンバーミングを施す方法もあります。エンバーミングは、薬液などを使って科学的にご遺体の状態を保つ処置のことを指します。いずれにせよ、気になることはその都度、葬儀社のスタッフに相談することで安心して過ごすことができるでしょう。

まとめ

GW中のご葬儀は、ご遺体を安置しつつ、迅速な日程の調整がとても重要になります。ご葬儀についてお悩みの方は、今一度、何を最も優先したいのかを念頭に、ご葬儀の日程を決めてみてはいかがでしょうか。

なお、セレモニーでは各直営葬儀式場に「きれいな霊安室」を完備しています。もしもの時、大切な故人様を責任をもって大切にお預かりをさせていただきます。住宅環境など様々なご事情から、故人様がご自宅へお戻りになれない場合も安心してご相談ください。


記事の制作・編集
セレモニーコラム編集部

60年の歴史と実績のあるセレモニーのご葬儀専門ディレクターが監修。喪主様、ご葬家様目線、ご会葬者様目線から分かりやすくのご葬儀のマナー知識をお伝えします。


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