2019-06-10
ご葬儀の際に席順のルールはあるのか。自分がどこに座ったらいいのか分からないという経験をしたことはありませんか?
実は席順にはルールがあります。祭壇に一番近い席が上座となり、故人様と血縁関係が深い順に座っていきます。早い時間に葬儀式場に到着したからといって、前から座らないようにしましょう。
葬儀会場のレイアウトは中央に祭壇へと続く通路があり、その左右に席が分かれているのが一般的となっています。祭壇に向かって右側が親族席、左側が一般席となります。
祭壇に向かって通路の右側が喪主、遺族、親戚などが座る親族席。左側の席は会社関係、知人友人が座る一般席となります。また、親族席と一般席ともに前列、通路側に近い位置が上座となります。
親族席の最前列には喪主が座り、続いてご遺族が座ります。血縁関係が深い方から順番に座ることが特徴です。また、親族席では家族単位でまとまって着席することが一般的となっています。
ご遺族以外のご親族はご遺族の後ろの列から着席していきます。横並びの順番はご遺族ほど明確な決まりはありませんが、通路側の上座から故人様と血縁が深い順に座るのが基本となっています。
一般席の上座も親族席と同様に通路側となります。中でも最前列の通路側は最上座となり、血縁関係が深い人ほど、上座に座るのが特徴ですが、世話役代表や葬儀委員長がいる場合は上座に座ってもらいます。その後ろに会社関係、知人友人と故人様との関係が深い方から順番に着席していきますが、役職などの肩書も判断基準のひとつとなります。また、目上の方が参列する場合、上座をご案内されたほうが配慮となるでしょう。
故人様との関係の深い人が参列する家族葬をはじめ、自由葬などの葬儀では葬儀の流れ自体も比較的自由なことが多く、席順に関しても厳密でないことが多いです。厳密な決まりがないといっても、最前列には喪主やご遺族が座ることが一般的です。会場のレイアウトによってはそのレイアウトによって、喪主の席が決まることもあります。
ご自身がどこに座れば良いのか迷った際は、式場スタッフにお尋ねください。
葬儀後に参列者のおもてなしとして行う精進落としの席順は、葬儀とは反対に喪主やご遺族は下座に座ります。
最も上座となる席にはご僧侶をご案内し、ここも血縁関係が深い人ほど、上座に座り、世話役代表や葬儀委員長がいる場合は上座にご案内しましょう。その他の方に関しましては決まりはありません。
精進落としの席以外でも、通夜振る舞いや法要の席でも同じルールでご案内します。
地域によって席順の並び方は違いもあります。さまざまな風習やしきたりもありますので、可能であれば、ご葬儀の前に年長のご親族などに確認された方が安心です。
ご遺族や親族の中に小さなお子様や赤ちゃんが連れで参列する人がいる際は出入口付近のお席をご用意してあげるとよいでしょう。
お通夜・告別式の参列時には席順のルールがあり、一般的には祭壇に向かって右側が親族席。左側が一般席となっています。
葬儀の席順にも上座下座があり、上座は通路よりであること。また親族席の最上座は喪主の方の席となっており、一般席の場合、上座には血縁関係が深い人に座っていただきますが、世話役代表や葬儀委員長がいる場合は上座に着席していただくことが、基本となっています。
地域によってのしきたりや本家分家などでの決まり事がある場合は、事前に年長のご親族などに確認すると安心です。
目上の方や小さなお子様をお連れの方も参列者などに配慮することが大切です。
故人様の新たな旅立ちを大切な時間にするために、葬儀の知識を身に着けておくことが最良のマナーへとつながると思います。
60年の歴史と実績のあるセレモニーのご葬儀専門ディレクターが監修。喪主様、ご葬家様目線、ご会葬者様目線から分かりやすくのご葬儀のマナー知識をお伝えします。
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