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2024-11-29

バケットリストとは|「やりたいこと」の書き方のコツ・参考例を紹介します

人生を振り返り、「自分のやりたいことは達成できているだろうか」「満足した人生は送れているのだろうか」といった疑問が思い浮かんだ方も多いのではないでしょうか。一度しかない人生を、後悔なく過ごしたいと感じる方も少なくありません。

そこで役立つのが「バケットリスト」です。バケットリストとは、ご自身の願望や目標が書いてあるノートのことを指します。当記事では、バケットリストの意味や作成意義、メリット、作成方法をご紹介していきます。

バケットリストとは

バケットリストとは、ご自身が亡くなるまでにやっておきたいことをまとめたリストのことです。バケットは、英語の「kick the bucket」、和訳で「死ぬ」という意味の文章から取って名づけられています。より直接的な言葉で表すと「棺桶リスト」ともいわれています。

しかし、それは決してマイナスの意味ではありません。かつて2007年にアメリカで話題になった映画がありました。その題名は、The Bucket List(最高の人生の見つけ方)です。この映画は多くの人々の共感を呼び、「自分の人生も有意義なものにしたい」と考えた方々が、同じようにリストを作成し始め、次第に「バケットリスト」という言葉が誕生したのだといわれています。

バケットリストを作るメリット

バケットリストの一番のメリットは楽しみを増やし、生活のモチベーションを上げることにあります。希望ややりたいことをぼんやり思い浮かべるよりも、文字に起こして具体化させることで、自分自身を深く理解できます。

ご自身の考える今後やりたいことなどが明確になれば、おのずと理想の将来像も思い浮かべられるでしょう。ポジティブな気持ちにも切り替えられるため、自分自身を大切にできるようになります。

バケットリストの参考例

バケットリストはあくまでご自身の願望や行いたい場所、会いたい人物などをリスト化するだけなので、書き方や数に決まりはありません。バケットリストを作成する一番のコツは、まずカテゴリ別に分けて考えてみることです。実現性などは考えず、とにかくご自身の希望を思いつくままに書いていきます。

ここからは、バケットリストを作成する際の具体的なテーマを挙げていきます。

➀行きたい場所

子育てや仕事などといったさまざまな事情で、好きなことに時間を割けなかった方も多いはずです。バケットリストでは、今後どのような場所に行きたいと考えているのか、改めて書き起こしてみましょう。

<行きたい場所の例>

・カナダに行って、オーロラを観察して美味しいサーモンを食べる

・四国の八十八か所霊場を巡る

・豪華客船で世界一周する

・バチカンやルーブルなど、世界の有名な美術館を巡り歩く

・宮古島で美しい海を眺めながらブルーシールアイスを食べる

・ドイツで本格的なクリスマスマーケットを見る

➁挑戦したいこと

挑戦は、年齢にかかわらずやろうと思えばすぐに取り掛かれるものです。プロのピアニストでも弾きにくいといわれる難曲「ラ・カンパネラ」を、ピアノを触ったことのない方が52歳から練習し始め、10年で習得したという話も実在します。以下の挑戦例もご参照ください。

<挑戦したいことの例>

・断食道場へ行き、体質改善や減量に挑戦する

・富士登山でご来光を仰ぐ

・余った時間を利用し、資格を取得する

・全国の有名な神社を順に巡ってみる

・滝行を体験する

③欲しいもの

女性ならバッグや服、男性なら車やバイク、釣り道具など、欲しいものは人それぞれでしょう。手に入れられるかどうかは別として、書き上げていくだけでも胸が高鳴るはずです。

<欲しいものの例>

・景色の良い温泉つきの別荘

・日本全国を巡るためのキャンピングカー

・出窓に飾るための美しい観葉植物

・スペイン製の大皿を使った個性的な時計

・ハーレーダビッドソンのバイク

④会いたい人

年齢を重ねていくうちに、さまざまな体験を積んできた方も多いことでしょう。そのような中で、もう一度会いたいと思える方、これから会いたい方を書き起こしてみるのも一案です。

<会いたい方の例>

・学生時代の友達

・熱心にさまざまなことを教えてくれた教師やコーチ、先輩

・一緒にお茶を楽しんだり、旅行をしたりする新たな友人

⑤学びたいこと

学びたい心に年齢は関係ありません。80~90代で大学を卒業した方も多くいらっしゃいます。

<学びたいことの例>

・日商簿記の資格取得に挑戦し、合格の喜びを味わう

・ドローンのライセンスを取って、素晴らしい風景を撮影する

・整理収納アドバイザーの資格を取得し、自身の終活をよりスムーズに進める

➅やりたい仕事

やりたいこと、挑戦してみたい仕事があれば、積極的に動いてみるのがおすすめです。

<やりたい仕事の例>

・得意の料理でキッチンカーを出す

・フリーランスでイラストレーターになる

・描きためた絵画や作品で自分の個展を開く

・古民家でおしゃれなカフェを経営する

⑦なりたい自分

自分の殻を脱ぎ捨て、新たに生まれ変わりたいといった希望がある場合は、バケットリストにも忘れずに記入しておきましょう。

<なりたい自分の例>

・減量を成功させて、もう一度お気に入りの服が着られるようになる

・聞き上手にアップデートして、友人の話し相手になる

・筋トレなどのトレーニングで美しいボディラインを手に入れる

・仕事で認められたい、出世をしてもっとお金が入ってくるように頑張る

・姿勢を良くすることで巻き肩を治し、若々しく見られる

⑧希望する暮らし方

暮らし方は人それぞれですので、絶対的な正解はありません。将来はどのような場所で暮らしたいと考えているのか、一度具体的に考えてみるのも良いでしょう。

<希望する暮らし方の例>

・駅直通のマンションを買い、雨に濡れない生活をする

・多いハワイで毎日海を眺めながら暮らす

・物価が安く住環境も良いマレーシアへ移住して不自由なく暮らす

・家中の壁紙を好きな色に貼り替え、気分を一新させる

・京都奈良など神社仏閣の多い地域へ移住し、寺院巡りをしながら暮らす

バケットリストの書き方のコツ

ここからは、バケットリストを作成するときのコツや考え方をご紹介いたします。

実現可能性は気にしない

バケットリストは、ご自身の願望を書くためのものであり、絶対に叶える必要はありません。人に見せるものでもないので、自分が見返すことで幸せを感じられるのなら、どういった内容でも良いのです。実現可能性よりも、願望を優先して書き連ねていきましょう。

優先順位をつける

願望を書き終えたら、次に行うのが優先順位を決めることです。「絶対に実現させたい」「できる限り叶えたい」などの希望を元に、優先させる順番を決めてみます。そうすることで、現実へ近づこうと動きやすくなるため、夢だと思っていた希望はより具現化しやすくなります。

決して無理をする必要はありませんが、「数か月後には実現させたい」「2年後までに達成しておきたい」といった期限を設けることで、よりモチベーションを上げることが可能です。

定期的に見直す

書き起こしたバケットリストは、定期的に見直すようにしましょう。書いた希望が現在どのくらい叶っているか、進行度合いはどのくらいなのかをチェックすれば、モチベーションを維持するための助けになります。

また、叶えられた願望には横線を引き、その項目を消して達成感を得ることもできます。追加で思いつく事柄があれば、書き足しても構いません。

まとめ

ご自身のやりたいこと、目標などが掲げられたバケットリストは、絶対にしなければならないこととは違います。「こういうことができれば嬉しい」「こうなれば楽しい」などといった希望を書き起こして可視化することで、今後の楽しみを増やし、人生にハリを持たせるための手段なのです。

時間が空いたときなどに、少しずつでもバケットリストを作成していけば、気分的にもポジティブな良い影響をもたらしてくれるでしょう。


記事の制作・編集
セレモニーコラム編集部

60年の歴史と実績のあるセレモニーのご葬儀専門ディレクターが監修。喪主様、ご葬家様目線、ご会葬者様目線から分かりやすくのご葬儀のマナー知識をお伝えします。


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