意外と知らない葬儀の知識やマナー、お悩みをわかりやすく解説・解決
意外と知らない葬儀の知識やマナー、お悩みをわかりやすく解説・解決
知っておきたい葬儀の知識
知っておきたい葬儀の知識
動画でみる葬儀の知識へ動画でみる葬儀の知識
さいたま市の葬儀社セレモニーのHPへご葬儀はくらべて選ぶ時代
お問い合わせ・資料請求はこちら
お電話よる資料請求・お問い合わせ0120-41-1147

2020-11-06

ご自宅でご家族が亡くなられていたらどうする?対応方法やご葬儀までの流れとは?

近年では在宅医療の進歩や在宅での終末医療の体制の整備も相まって、慣れ親しんだご自宅で最期を迎えたいというご本人やご家族の希望から在宅医療を選ばれる方が増えてきました。それに伴い、ご自宅で亡くなられる方も増加していますが、ご自宅で亡くなられた場合、病院で亡くなられた時とは異なる手続きや対応が必要となるのをご存知でしょうか。

そこで今回は、ご家族がご自宅で亡くなられた際の対応や注意点などについてご紹介します。

ご自宅で亡くなられた場合はどうする?

ご自宅で療養されている方が心肺停止などにより息を引き取られてしまった場合はもちろん、危篤状態に陥った場合に取れる方法としては、「かかりつけ医に来てもらう」「救急車を呼ぶ」「警察に連絡を入れる」の3つあります。以下でそれぞれの方法での詳細についてまとめましたのでご参照ください。

かかりつけ医がいる場合はまずはかかりつけ医に来てもらう

「かかりつけ医」は、お住いの地域で健康に関することを何でも相談したり診察してもらえる身近な医師のことを言います。

自宅療養や自宅介護をされている方であれば、かかりつけ医がいることがほとんどですので、息を引き取られてしまった場合や危篤状態に陥ってしまった場合は、まずかかりつけ医に連絡を入れて、ご自宅まで来ていただきましょう。死因が療養中の疾患によるものだと判断されると「死亡診断書」を発行してもらえます。

救急車を呼ぶ

それでは、かかりつけ医がいない場合はどうすればいいのでしょうか。かかりつけ医がいない場合の対応の1つが、「救急車を呼ぶ」です。たとえ亡くなっているのが明らかであったとしても、救急車を呼びましょう。

その場合、病院で亡くなられた場合と同じように、病院で死亡確認がなされ、死因が特定できれば「死亡診断書」を発行してもらえます。ただし、死因が特定できないようであれば行政解剖が行われる場合もあります。

警察に連絡を入れる

かかりつけ医がいない場合の対応のもう1つが、「警察に連絡を入れる」です。救急車を呼んで救急隊員の方により死亡が確認された場合、救急隊員から警察に連絡を入れてくれます。なお、死後何日も経過しているのを発見された場合は、ご自身で警察に連絡を入れましょう。

病院で死亡された場合とは異なり、ご自宅で亡くなられた場合は事件性が考えられるため、警察による現場検証と検視が行われます。検視を受けた場合は、死亡診断書の代わりに「死体検案書」を発行してもらえます。

死亡が確定してからご葬儀までの流れ

ここからはかかりつけ医による診察や検視が終わり、「死亡診断書」もしくは「死体検案書」を発行してもらったら、すぐに葬儀社に連絡を入れ、ご葬儀の手続きを進めましょう。その際、ご遺体の安置場所についても忘れずに相談します。

葬儀社とご葬儀の日程やご葬儀の形式などの打ち合わせが終わったら、「ご納棺の儀」を執り行います。ご納棺の儀は、故人様の旅立ちが安らかであるよう祈って執り行われる、故人様の口元に水を含ませる「末期(まつご)の水」からはじまり、故人様の身体を清める「湯灌(ゆかん)」、死装束への着せ替え、故人様をお棺に納め、副葬品を納めるまでの一連の儀式を指します。

ご納棺の儀は本来であれば、故人様が亡くなられてからご自宅にご遺体が安置された際に執り行われます。しかし、最近では病院や施設などで亡くなられてからご自宅に戻らないということも多く、その場合はお通夜式とご葬儀・告別式を執り行う葬儀会場でご納棺の儀を執り行います。

ご納棺の儀を終えたら、お通夜式が執り行われ、翌日にはご葬儀・告別式という流れになります。

なお、ご納棺の儀の詳細に関しては、以下の記事でご紹介しておりますので、是非ご参照ください。

ご葬儀最初の儀式である「ご納棺の儀」とは?一連の流れやマナー、服装をご紹介

ご自宅で亡くなられた際の注意点

日本の法律では、「死亡診断書」もしくは「死体検案書」がなければ、故人様の死亡が認められず、法的にはまだ存命であるとされてしまいます。そのため、それらがないと火葬も埋葬もできませんので注意が必要です。

また、先述しましたが、ご自宅で亡くなられた場合には事件性を疑われてしまうことがあります。そのため、ご自宅で亡くなられた場合は、医師や警察が来るまではご遺体に勝手に触れないようにしましょう。

まとめ

在宅医療を選択されてご自宅で最期を迎えられる場合、亡くなられた際の手続きや流れを予め意識しておくことで、もしもの時に慌てることなく大切なご家族を看取ることができます。また、ご自宅で看取ることを選択された場合は、かかりつけ医(主治医)や葬儀社に事前に相談しておくのもおすすめです。

セレモニーでは、常設の相談サロンにて、ご葬儀のプロである葬祭ディレクターがご葬儀の事前相談・事前見積を無料で承っております。お気軽にお近くのセレモニー直営葬儀式場までお問い合わせください。


記事の制作・編集
セレモニーコラム編集部

60年の歴史と実績のあるセレモニーのご葬儀専門ディレクターが監修。喪主様、ご葬家様目線、ご会葬者様目線から分かりやすくのご葬儀のマナー知識をお伝えします。


「葬儀知識・マナー」に関する記事

浄土真宗のご葬儀の特徴とは|お悔やみの言葉など気を付けたいマナーを解説

浄土真宗のご葬儀の特徴とは|お悔やみの言葉など気を付けたいマナーを解説

仏教のご葬儀は、宗派によって細やかなルールに違いがあります。中でも浄土真宗は他の宗派には見られない「往生即成仏(おうじょうそくじょうぶつ)」の教えがあるため、他の宗派と違う点が多く見られるのが特徴です。この記事では、浄土真宗の考え方やご葬儀の流れ、参列するにあたってのマナーを解説いたします。

ご遺体を飛行機で運ぶことはできる?かかる費用や手続きの流れを解説

ご遺体を飛行機で運ぶことはできる?かかる費用や手続きの流れを解説

海外旅行中や留学などの遠方、または離島でご家族が急死した場合でも、故人様を火葬場や葬儀場までご移送しなくてはなりません。ご遺体を搬送する際に、広く利用されているのが寝台車です。しかし、距離が遠く陸路での移送が難しい場合は、飛行機を利用するケースもあります。 当記事では、ご遺体を飛行機で移送できるのか、またご遺族は同じ飛行機に乗れるのかといった疑問とともに、空路を選択した場合の手続き手順、費用相場も解説いたします。

お盆の棚経とは?由来や服装・お布施のマナーを解説します

お盆の棚経とは?由来や服装・お布施のマナーを解説します

夏の風物詩であるお盆は、現代でも広く知られている伝統行事です。お盆には縁日や花火なども盛んに行われるため、お祭りのイメージをもつ方が多いですが、一番の目的はあの世から戻る魂をご供養することにあります。 今回は、大切なご供養方法として行われる法事の一つである棚経(たなぎょう)の意味や由来、お布施、服装のマナーについて解説していきます。

神道にお盆はある?神式のお盆の過ごし方を解説します

神道にお盆はある?神式のお盆の過ごし方を解説します

お盆は、古くから伝えられている夏の伝統行事です。お盆は、ご先祖様や故人様の御霊が年に一度だけ戻ってくる大切な時期とされており、さまざまな場所でご供養が行われています。

関連する記事「葬儀知識・マナー」について

浄土真宗のご葬儀の特徴とは|お悔やみの言葉など気を付けたいマナーを解説

浄土真宗のご葬儀の特徴とは|お悔やみの言葉など気を付けたいマナーを解説

ご遺体を飛行機で運ぶことはできる?かかる費用や手続きの流れを解説

ご遺体を飛行機で運ぶことはできる?かかる費用や手続きの流れを解説

お盆の棚経とは?由来や服装・お布施のマナーを解説します

お盆の棚経とは?由来や服装・お布施のマナーを解説します

神道にお盆はある?神式のお盆の過ごし方を解説します

神道にお盆はある?神式のお盆の過ごし方を解説します

お清めの塩とは|ご葬儀で受け取った塩の正しい使い方を解説

お清めの塩とは|ご葬儀で受け取った塩の正しい使い方を解説




埼玉・東京・千葉葬儀場のご案内