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2020-06-05

納骨式は喪服でなくて大丈夫?季節や状況に合わせた服装をご紹介

故人様の火葬したご遺骨をお墓に納める儀式である「納骨」。一般的な墓地にあるお墓はもちろんのこと、合同墓や納骨堂にご遺骨を納めることです。納骨は四十九日や一周忌に行われることが多いため、どのような服装を着用すればよいのか悩まれる方も少なくないのではないでしょうか。

そこで今回は、季節・状況に合わせた納骨式の服装に関してご紹介します。

納骨式当日の流れ

納骨は一般的に多くが四十九日や一周忌に合わせて行われますが、地域や地方によっては火葬後に納骨を行ったり、一周忌を過ぎてから納骨を行うこともあります。納骨を行うべき期限は特に決められている訳ではありませんが、納骨式当日は以下のような流れになっています。

納骨式の流れ

遺族代表の挨拶

納骨

読経

焼香

納骨式はお通夜式やご葬儀・告別式に比べて比較的短時間で、平均して30分程度であることが多く、納骨式が無事に行われた後は参列者と会食となるのが一般的です。また、納骨当日に四十九日法要を執り行う際は、納骨の前に菩提寺や菩提寺が所有する会館、自宅などで行われます。

納骨式の正しい服装とは

「納骨式の服装」と聞くと喪服を思い浮かべる方も多いと思いますが、納骨式に喪服を着るかそうでないかは、四十九日を区切りとして考えます。以下で四十九日前後で納骨式を行う際の服装についてまとめましたので、ご参照ください。

四十九日以前に納骨式を行う時

故人様が亡くなってから四十九日法要までの納骨は、喪服で参列するのがマナーです。地方や地域、しきたりによっては火葬後にすぐ納骨を行うことがありますが、この場合ももちろん喪服となります。お通夜式やご葬儀・告別式に着用した喪服と同じもので納骨式も臨むことになるわけですが、喪服は香炉の灰などで汚れていることもあります。喪服はあらかじめ汚れていないかチェックし、納骨式の日取りがあらかじめわかっている時は、当日までに間に合うように余裕を持ってクリーニングに出しましょう。

四十九日以後に納骨式を行う時

納骨式を故人様が亡くなってから四十九日以後に行う時は、基本的に平服で問題ありません。ただし、宗派やその家のしきたり、風習によっては一周忌までの納骨は喪服で参加すること、という決まりごとがある場合もあります。ご心配でしたら、一家の年長者に確認するなどしておきましょう。さらに、一周忌まではいつでも喪服が着用できるように準備しておくのも安心です。

納骨式の平服とはどんな服装?

納骨を四十九日以後に行う時は、平服で問題ないと先述しましたが、この平服とは具体的にどういった服装を指すのでしょうか。

平服という言葉は、冠婚葬祭や就職活動の案内などで目にすることが多く、日常生活の中で耳にすることはあまりないと思います。平服を辞書で引くと「普段着ている服、日常の衣装」などと書かれていますが、実際にはTシャツやジーパンのような普段着は、冠婚葬祭や就職活動おける平服とは言いません。

冠婚葬祭や就職活動における平服とは、「場に適した服装」を指します。弔事における平服とは、黒や濃いグレーなど地味な色合いのダークスーツやワンピースなどになります。以下で男性と女性、子どもの具体的な装いについてご紹介いたします。

【男性の平服】
・ブラックスーツやグレー・濃紺などのダークスーツ
・白いワイシャツ
・黒無地のネクタイ
・バックルがシンプルなデザインのない黒のベルト
・黒無地の靴下
・金具が付いていないシンプルなデザインの黒の革靴

【女性の平服】
・黒・グレー・濃紺などの地味な色のワンピースやアンサンブル、セットアップスーツ
・中に着るトップスもダークカラーのものにする(白などの明るい色はNG)
・アクセサリーは、一連の真珠やオニキス(結婚指輪も可)
・バッグは、光沢や飾りのないシンプルな黒の布製(荷物が多い場合は、黒のサブバッグを持ちましょう)
・黒の薄手のストッキング
・シンプルな黒のパンプス

【子どもの平服】
・学生の場合は、学校の制服
・学校の制服が無い場合は、白シャツにグレーや黒のズボンやスカート
・乳幼児の場合は、飾りのない落ち着いた色合いの服装

季節ごとの適した服装

納骨式などに参列する上での服装に関しては守るべきマナーがありますが、季節によっては暑さや寒さで辛いと感じることもあると思います。

例えば、夏の暑い時期に納骨式に参列する際は、暑い日差しのなかで体調をくずすことも考えられます。こうしたリスクを考慮して、服装を多少変化させることはできますが、露出の多い服装は避けることがマナーになりますので、足や腕を出すような服装は避けましょう。なお、男性は上着を着用します。

また、冬の寒い時期に納骨式に参列する際は、スーツやワンピースだけでは厳しいと思いますので、黒やグレーなどの落ち着いた色味のコートを用意しておくとよいでしょう。なお、平服と同様に派手な色や柄のものは避けましょう。

家族のみで納骨式を行う時の服装とは

親族や友人などを呼ばず、家族のみで納骨式を執り行う形も増えています。シンプルに家族だけで納骨を済ませるため、服装もカジュアルで問題ないように見受けられるかもしれませんが、どのような服装で臨むかを、事前にご家族や一家の年長者と話し合いましょう。

メイクで注意する点とは

女性にとってメイクは身だしなみの一つであり、納骨式にメイクをして問題ありません。ただし、納骨は儀式の場ですから、控え目でベージュ系のナチュラルなメイクに仕上げます。アイラインは薄目にペンシルでひき、チークは肌の色に近い物を選びます。ラメ入りや明るい色味のアイシャドウ、艶感のあるグロスは避けて、全体的に派手な印象を与えるメイクは避けましょう。また、つけまつげやカラーコンタクトは外しておきます。

なお、ご葬儀の際にふさわしいメイクに関しては以下の記事で詳しく紹介しておりますので、ぜひご参照ください。

ご葬儀の際に相応しいメイクとは?メイクのマナーや気をつけるポイント

まとめ

納骨式当日、他の会葬者が喪服なのに自分だけが平服では場の雰囲気から浮いてしまいます。納骨式の服装に迷われた時は、他の参列者と格式を合わせた服装選びをすることが、最低限守るべきマナーであることを思い出してください。故人様のご供養のため、しっかりとマナーや礼儀を守って納骨式を迎えましょう。


記事の制作・編集
セレモニーコラム編集部

60年の歴史と実績のあるセレモニーのご葬儀専門ディレクターが監修。喪主様、ご葬家様目線、ご会葬者様目線から分かりやすくのご葬儀のマナー知識をお伝えします。


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