2019-08-23
故人様との最後のお別れ。故人様が愛用していたものや、好きだったものをお棺に納める際に、担当者から「それは納められないんです……」と声をかけられている人を見たことがありませんか。
納棺の際に、故人様が生前に大切にしていた思い出の品などを一緒に納めることがあります。その際に納めるもののことを副葬品といいますが、実は、お棺に納められないものがあります。
そこで今回は、副葬品としてお棺に納められるもの、納められないものについてご紹介します。
副葬品としてお棺に納められるものとしては、火葬した際に燃え残りのないものがよいとされています。また、故人様の手作りの品、思い出の品で残しておくことが辛いものなどは、燃えるものであればお棺に納めて一緒に火葬するのがよいでしょう。
以下に、副葬品としてお棺に納めてよいものの一部をまとめましたので、ご参考にしてください。
生前に伝えられなかったことを手紙や寄せ書きに書いて副葬品として入れてあげると、故人様もきっと喜ばれるでしょう。また、手紙や寄せ書きを書くことで自分の気持ちを落ち着かせてお別れをすることができます。
生前に伝えられなかったことを手紙や寄せ書きに書いて副葬品として入れてあげると、故人様もきっと喜ばれるでしょう。また、手紙や寄せ書きを書くことで自分の気持ちを落ち着かせてお別れをすることができます。
故人様が思い入れのあった人形などは副葬品として納めてあげた方がよいかもしれません。ただし、プラスチック製のものは燃えない可能性がありますので、事前に確認をとっておくとよいでしょう。
生前に故人様が煙草を吸っていた方であれば、煙草を入れることは問題ありません。
生前に故人様が気に入っていた衣類などは、少ない枚数であれば納めることができます。
火葬を前提とした場合、燃焼を妨げるものや溶解・爆発などで遺骨や係員を傷付ける危険性があるものはお棺に納めてはいけません。
以下に、一般的にお棺に納められないとされているものの一部をまとめました。
故人様が生前に身に付けていたもの、例えばメガネや入れ歯は金属にあたるため、副葬品としてお棺に納められないことが多いです。また、腕時計や指輪、アクセサリーなども同様です。
ビール缶や酒びんなどは燃えないため、お棺に納めることはできません。
意外に思われる方も多いと思いますが、ハードカバー付きなどの分厚い本は、燃えにくいため断られることが多いです。また、大量の折り鶴なども同じ理由で断られる場合があります。
硬貨は燃えませんし、現金(硬貨)を燃やすこと自体が違法にあたるため、お棺に納めることはできません(貨幣損傷等取締法)。
お棺に納める際に注意が必要なものもあります。その一部を以下にまとめました。
特に気を付けなければならないのは、故人様の体にペースメーカーがあった場合です。ペースメーカーを入れたまま火葬を行うと、突然爆発する危険性があります。ペースメーカーを装着している場合には、係員への申告を忘れずに行いましょう。
写真自体は副葬品としてお棺に納めても問題ありませんが、ご存命の方が写っているものは避けましょう。ご存命の方の写真を火葬してしまうと、あの世へ引き込まれてしまうという迷信があるからです。
あまりにも厚みがあると燃えるのに時間がかかり、火葬の時間が長くなってしまうため、断られてしまうことがあります。
今回は、「お棺に納められるもの、納められないもの」をご紹介しました。
火葬のことばかりを優先してしまうと、故人様とのお別れが窮屈なものになってしまいます。かといって、思いのままに副葬品をお棺に納めてしまうと、それはそれでトラブルの原因になります。
お棺に納めてよいものかどうか判断に迷った時には、ご葬儀の担当者などに事前に確認をしておくと、滞りなくご出棺が行えるでしょう。
60年の歴史と実績のあるセレモニーのご葬儀専門ディレクターが監修。喪主様、ご葬家様目線、ご会葬者様目線から分かりやすくのご葬儀のマナー知識をお伝えします。