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2024-10-04

お賽銭で縁起が良い金額はいくら?お賽銭の意味や手順も紹介します

日本では、古い時代から神社仏閣にお参りし、お賽銭を納める風習が人々の間で身についています。ただし、賽銭箱に入れる金額は人それぞれであり、明確な決まりもありません。金額は多ければ多いほど良いというものでもなければ、少ないと失礼にあたるといったこともないのです。

しかしながら、納める金額に正解はないものの、お賽銭で祈りを捧げるならば縁起を担ぎたいと感じている方も少なくありません。そこで当記事では、お賽銭で縁起が良い金額や硬貨、良くないといわれる金額、お賽銭の作法を詳しく解説していきます。

お賽銭で縁起が「良い」とされている金額

お賽銭の金額に、明確な決まりはありません。しかしながら、「縁起を担ぎたい」といった思いから、良い語呂合わせでお賽銭の金額を決められる方が多いようです。

語呂合わせで考える場合は5円(ご縁)を基本にして、15円(十分なご縁)、25円(二重のご縁)、115円(いいご縁)、125円(じゅうにぶんなご縁)、415円(よいご縁)が良いとされています。他にもさまざまな語呂合わせがありますが、5円を基準にした覚えやすい金額で定めておくと、参拝時に思い出しやすいでしょう。

なお、お賽銭で一番多く収められる金額は100円程度、次いで5円、10円、50円となっているようです。

お賽銭で縁起が良いとされている硬貨

お賽銭では、縁起が良いとされている硬貨もあります。それは、5円玉と50円玉です。この硬貨の共通点は、真ん中に穴が開いていることであり、「運が通りやすくなる」「見通しが良くなる」との言い伝えがあるのです。語呂合わせでお賽銭を入れる際、5円玉や50円玉を混ぜることで、より縁起が良くなると考えられています。

お賽銭で縁起が「良くない」とされている金額

お賽銭で縁起の良くないとされている金額も、語呂合わせが関係しています。例えば10円(遠縁)、33円(散々)、65円(ろくなご縁がない)、75円(何のご縁もない)、85円(やっぱりご縁がない)、95円(苦しいご縁)などです。また、500円玉は硬貨の中で一番大きな数字となるため、運が頭打ちになるともいわれています。

こちらでご紹介した内容はルールではなく、あくまでゲン担ぎですので、そこまで気にされる必要はありません。しかしながら、古くから言い伝えられている事実にも変わりはありませんので、できる限りは避けた方が無難といえるでしょう。

また、お財布の中に余ったいらない小銭をお賽銭とするのも、あまり縁起は良くありません。お賽銭はあくまで神仏への捧げものなので、そのようなお考えでお賽銭の額を決めてしまうと、神仏に対して失礼にあたるのです。加えて、他人から借りたお金でお賽銭を行うのも縁起が悪いとされています。

そもそもお賽銭とは

お賽銭とは、神仏に対する日頃の感謝の気持ちを込めたり、願望成就のため祈りを捧げたりする際に納める金銭のことです。その他に、心身の穢れを払って浄化を行うといった意味も込められています。

賽銭箱には、「浄財」「賽銭」といった文字が記されているものもありますが、それぞれには意味があるのです。浄財とは、見返りなく寄付をするという修行の意味が込められています。寄付をすれば心が豊かになるため、心の浄化にもつながると考えられているのです。

また、賽銭の「賽」には、神仏への礼拝という意味が込められています。願望成就で行うお賽銭は、願いに対するお礼のお供え物といった意味が含まれています。つまり、願いごとをする際には、お賽銭とともに神仏への感謝の気持ちを込めることが大切なのです。そのためには、ある程度の作法も理解しておく必要があるでしょう。

神社でのお賽銭の手順

ここからは、神社での一般的なお賽銭の手順をご紹介いたします。

<神社でのお賽銭の手順>

①鳥居の手前で一礼します。

②神の通り道である参道の真ん中は避け、端を歩いて拝殿へ向かいます。

③手水舎で心身のお清めをします。柄杓に水を汲み、左手、口、右手、柄杓の順に清めていきましょう。

④お賽銭を静かに入れてから、鈴を鳴らします。

⑤二礼二拍手して、そのまま手を合わせて頭を下げます。

⑥心の中で住所、名前をお伝えし、願いとお礼を伝えます。

⑦最後に敬意を込めて一礼したら終了です。

寺院 でのお賽銭の手順

次に、寺院での一般的なお賽銭の手順をお伝えいたします。

<寺院でのお賽銭の手順>

①山門の手前で手を合わせて一礼します。

②敷居を踏まずに山門をくぐりましょう。

③手水舎で心身のお清めをします。

④常香炉(じょうこうろ)に線香を手向け、煙を受けます。

⑤本堂の前についたら、お賽銭を静かに入れ、鐘があれば撞きます。

⑥合掌してから一礼し、住所、名前、願いを伝え感謝をしましょう。

⑦焼香台がある場合は焼香します。

⑧最後に一礼して終了です。

神社と寺院いずれも、お賽銭を強く投げ入れてはいけません。感謝すべき神仏に対してお金を投げるのは、失礼な行為にあたります。投げなければ入らない距離にある賽銭箱はやむを得ませんが、なるべく静かにお渡しする気持ちでお金を入れることが大切です。

まとめ

お賽銭の金額に対する考え方は人それぞれであり、正解はありません。縁起を担いだり、良い語呂合わせであったり、その時のご気分であったりと、決め方は自由で構わないのです。しかしながら、縁起の良い金額や悪いと考えられている金額、正しいお賽銭の作法を覚えておけば、より穏やかな気持ちで参拝できるのではないでしょうか。

お賽銭を納め祈る行為は、神仏とのご縁がつながることを意味します。参拝において、神仏へ感謝の気持ちを込めることが最も大切なのです。


記事の制作・編集
セレモニーコラム編集部

60年の歴史と実績のあるセレモニーのご葬儀専門ディレクターが監修。喪主様、ご葬家様目線、ご会葬者様目線から分かりやすくのご葬儀のマナー知識をお伝えします。


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