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2019-10-11

初めての喪主、ご葬儀で何をすればいいの?

喪主とは、ご遺族の代表としてご葬儀を取り仕切る方のことを指します。いわば、ご葬儀の幹事であり、最高責任者です。ご葬儀において重要な立場である喪主ですが、ご葬儀の際は具体的にどのようなことをするのでしょうか。

いざご自身が喪主になった時に慌てることが無いように、今回は喪主のするべき仕事などについてご紹介します。

喪主になる人とは

喪主を務めるのは、故人様と関わりが深かった方が務めるものとされています。喪主を決める際の優先順位としては、

  • ① 遺言で指名された方
  • ② 故人様の配偶者
  • ③ 故人様のご子息
  • ④ 故人様のご息女
  • ⑤ 故人様のご両親
  • ⑥ 故人様の兄弟姉妹
  • ⑦ ①~⑥以外の親しい方

とされています。

かつては、家父長制のしきたりに従って喪主を決めていました。例えば、夫が亡くなった場合、妻ではなく長男が、嫁いだ娘が故人様に最も近い親族であったら娘婿が喪主を務めていました。

しかし、現在ではそういったしきたりは薄れており、故人様の配偶者やその方がご高齢である時は、ご子息・ご息女や故人様の兄弟姉妹が喪主になるケースがほとんどです。

ただし、どなたが喪主になるかは、地域やその家におけるしきたりなどで決められることもあります。心配な方は、親族やご家族によく相談をして、一家で話し合って決めるのをおすすめします。

喪主がするべき仕事

大切なご家族やお身内を亡くされ、ショックや動揺のある中で喪主を務めるのは精神的にも体力的にも大変なことです。しかし、喪主はご葬儀に関する全てを決定するいわば最高責任者です。
実際のご葬儀の流れの中で、喪主がすべき仕事を以下にまとめましたので、ご参照ください。
                                      ※順不同

  • 訃報の告知
  • 遺影の用意
  • 故人様の宗教宗派などの確認
  • ご葬儀の予算や規模、葬儀社の決定
  • 司式者に連絡し、司式者の手配と戒名の相談
  • ご葬儀の日時を決定
  • 葬儀社と相談し、お通夜式やご葬儀・告別式の詳細を決定
  • 関係者へのお通夜式とご葬儀・告別式の日時・場所の告知
  • 司式者を出迎え
  • 供花や弔電の確認
  • 「死亡届」の提出などの手続き(葬儀社が代行する場合もあります)
  • お通夜式やご葬儀・告別式終了後の精進落としの場で、参列者に対してのお礼の挨拶
  • 香典返しの手配など
  • ご葬儀費用の支払い

喪主はやるべきことが多いのがご理解いただけたかと思います。しかし、全てを喪主1人で行うのではなく、実際は、ご自分のご家族の協力や葬儀社の担当者からのサポートを得ながら進めます。ご葬儀の受付や司会進行なども葬儀社の担当者がサポートしますので、ご安心してください。

喪主として判断に迷った時は

ご葬儀の様々なことを決定していく際に、喪主として迷うことは必ず出てきます。そんな時は、「故人様が望むのはどちらであるか」と、立ち返って考えてみるとよいでしょう。後悔のないお見送りは、故人様のお気持ちに寄り添った行動をすることで叶えられます。

まとめ

喪主の仕事は多岐にわたり、荷が重いかもしれません。しかし、喪主にとっての最大の仕事は、参列してくださった方々に対してお礼の言葉を述べることです。1人で抱え込まず、ご家族や親族と協力しながらご葬儀に臨みましょう。
また、大切な方のご葬儀を円滑に進めるためにも、喪主をサポートするきちんとした葬儀社選びが大切です。セレモニーでは、ご葬儀の全てを熟知した「厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査」により資格を取得した葬祭ディレクターが大切な方のご葬儀を万全にサポートいたします。ご葬儀のことでお悩みの方は、ぜひ一度、お近くの直営葬儀式場にご相談ください。


記事の制作・編集
セレモニーコラム編集部

60年の歴史と実績のあるセレモニーのご葬儀専門ディレクターが監修。喪主様、ご葬家様目線、ご会葬者様目線から分かりやすくのご葬儀のマナー知識をお伝えします。


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